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AI(機械学習)2020/07/03

ビッグデータとAIをビジネスで活かすには?基礎から事例、将来性まで解説

「大量のデータ」を意味するビッグデータや、「人間の脳のように計算や分析を行う知能」であるAIは、ビジネスや日常生活に応用されています。ここで重要なのはデータの収集や分析が目的なのではなく、何に活かすかを明確にすることです。 この記事では、自社のビジネスへビッグデータやAIを取り入れたいと考えている企業に向けて、具体的な方法を解説します。メリットを押さえ、自社の課題解決やビジネス展開に活用しましょう。

ビッグデータとは?

ビッグデータとは、一般的なシステムでは処理できない大量で複雑なデータを意味します。ビッグデータについて明確な定義はありませんが、主に3つのVの性質があるとされています。3Vとは「Volume(データ容量)」「Velocity(発生頻度・速度)」「Variety(多様性)」です。

近年では、3Vに「Veracity(正確さ)」「Value(価値)」を加えた5Vがビッグデータの定義とされる場合もあります。

AI(人工知能)とは?

AI(人工知能)とは、人間の知能を備えたコンピューターシステムです。知能を活用し、学習したり判断を行ったりします。ただし、学術的な観点による定義は曖昧で、研究者によってそれぞれ解釈が異なっているのが現状です。

AI(人工知能)の種類は、「特化型AI」と「汎用AI(AGI)」の2つに大別できます。特化型AIは限定的な領域を対象とするのに対し、汎用AI(AGI)は幅広いさまざまな課題を扱えます。

ビッグデータとAI(人工知能)の関係性

科学技術の発展により、ビッグデータとAIの関係は密接なものになっています。近年、IoTやクラウドが発達し、膨大な情報を収集したり蓄積したりできるようになりました。人間の代わりにAIが情報を管理したり分析したりすることで、ビジネスや日常生活にとって有用なデータを簡単に抽出できるようになったのです。

抽出されたデータは、たとえばGoogleやDeepLの翻訳機能にも活用されています。SiriやAlexaなどの音声認識では、精度の高い応答ができるようになりました。また、ディープラーニングの発展により、画像認識技術も向上しています。

ビッグデータを活用する3つのメリット

ビッグデータでは何が可能になり、ビジネスにどう作用するのでしょう。ここでは、ビッグデータを活用する3つのメリットを解説します。

1.高速で高精度の情報収集が可能になる

ビッグデータは、ほとんどリアルタイムに近い頻度で更新が可能です。そのため、ビッグデータを活用すれば、あらゆる情報を高速かつ高精度で把握できます。たとえば、市場で求められていることや顧客のタイプについても、正しい情報をスピーディに入手することができます。

情報収集と分析を迅速に正確に行うことができれば、その分だけビジネスにおける意思決定も素早く正確に行えるようになるでしょう。

2.新たなビジネスチャンスを得るヒントになる

ビッグデータを正しく整理すれば、それまで見逃していた重要な情報を見つけ出せる可能性が生まれます。単体では意味をもたないデータも、他のデータとのつながりや関係性を発見すると、新しい気づきを得られる場合も多いです。新たな発見は新たなビジネスチャンスを得るヒントとなり、次のトレンドや新商品などを生み出すきっかけとなります。

3.ビジネスモデルのブラッシュアップに繋がる

ビッグデータを活用する場合、できることは情報の収集や分析だけではありません。自社で取り組んだ施策の結果をデータとして抽出し、検証することも可能です。精度の高い検証ができるので、人が分析するだけではわからない示唆を得られます。これまでにない気づきを得ることで、ビジネスモデルをより洗練した状態にブラッシュアップするのに役立つでしょう。

ビッグデータを活用する際の注意点

個人情報を含むビッグデータを扱う場合は、不必要な個人の特定や情報漏えいに注意しなければなりません。匿名のデータであっても、複数のデータを照合すると個人の特定に繋がる恐れもあります。

また、データの分析では、扱うデータの種類や範囲にも気をつけましょう。ビッグデータという膨大な情報には、ビジネスに無関係なデータが含まれていることもあります。扱う際はどのデータを活用すれば高い効果が出るのかといった見極めも必要です。

ビッグデータを自社のビジネスに活かすには

ここでは、ビッグデータを自社のビジネスに活か方法について解説します。             

ビッグデータの活用をゴールにしない、自社の課題を明確にする

ビッグデータの活用は、自社のビジネスを向上させるための手段です。ビッグデータを扱う際は、情報の収集や分析がゴールにならないようにしましょう。ビッグデータの活用を目指すのではなく、それによって得た結論をどのように活かすか考えておきましょう。そのためには、あらかじめ自社の課題を明確にしておくことが大切です。

分析や施策の結果は必ず効果検証する

ビッグデータを活用したからといって、必ずビジネスの成長につながるわけではありません。やり方によっては、意図していない結果につながる場合もあります。ビッグデータを使った施策では、効果検証も行うようにしましょう。顧客の反応や業績への影響をこまめにチェックし、軌道修正やブラッシュアップが必要です。

データの収集・分析を継続してPDCAを回す

ビッグデータを使いこなすには、PDCAを継続的に回すことが重要です。データの収集や分析を行い、結果を活用しながら、振り返りや改善を繰り返しましょう。そうすることで、自社にとってより意味のあるデータ活用が実現します。ビッグデータの活用状況に関する記録を蓄積すれば、さらなる効果も期待できます。

ビッグデータをビジネスに活用した事例

ここでは、実際にビッグデータをビジネスに活用した事例を紹介します。具体的な例として参考にしてください。

天候や渋滞を踏まえ最適な経路を提案:本田技研工業

本田技研工業ではビッグデータをカーナビに活用し、ドライバーが快適で安全に走行できるようサポートしています。自社の会員の車両から毎月1億kmのデータをアップロードし、交通事故や渋滞に関する情報を更新しています。

同社が行った効果検証では約20%早く到着でき、CO2換算で約16%を削減できる省燃費のルートが示されました。また、東日本大震災が発生した際には被災地周辺の通行実績マップを公開し、避難や支援に大きく貢献しました。

余剰在庫20%、返品数200万個削減:Otto社

ドイツでEコマースを行うOtto社は、ビッグデータとAIの活用により在庫や返品数を削減しています。Otto社は膨大な商品を取り扱っており、毎月20万種類の商品の注文を受けています。

しかし、人がすべてを管理するのは困難であり、発送の遅れや返品数の多さが課題でした。そこでビッグデータとAIで在庫や注文の管理を始めた結果、余剰在庫は20%、返品数は200万個も削減することに成功しました。

自販機の商品の位置を変えて売上1.2%上昇:ダイドードリンコ

ダイドードリンコは、自動販売機の商品の配置にアイトラッキング データを活用しています。アイトラッキング データとは、顧客の目線がどこに集まりやすいかを示すものです。同社ではZ字に人の目線が動く「Zの法則」に従い、主力商品を上段左上に配置していました。

しかし、データを分析したところ、自動販売機では上段よりも下段に目線がいきやすいことが判明しました。そこで主力商品を下段に移動した結果、前年に比べて売上を1.2%上昇させることに成功しています。

ビッグデータの将来性と今後の期待

ビッグデータとAIの活用は、業界や業種を問わずあらゆる分野で広がっています。ビッグデータとAIをうまく使いこなせば、在庫管理をはじめとし、コスト削減や人材確保といった企業のさまざまな課題を解決できるようになります。また、ビジネスだけでなく天気予報や環境問題などの社会的な課題に対しても、ビッグデータとAIの活用が可能です。

ビッグデータは膨大なものであり、より多くの情報を組み合わせることで精度が高まります。ただし、ビッグデータとAIの技術は1社が占有できるものではありません。収集したデータや分析結果を社会全体で共有し、活用していくことが大切です。

ビッグデータとAIを活用するには、専門のエンジニアやリソースを確保したり、データを分析する環境を整備したりする必要があります。ただし、それらの課題はツールを導入して自動化することでクリアできる部分も多いです。

まとめ

ビッグデータとAIは密接な関係にあり、うまく活用することで自社のビジネスを成長させられる可能性があります。そのためには、自社がデータを活用する目的を明確にしたうえで、検証や振り返りを行う必要があります。

Prediction Oneは、データを用意するだけで高度な予測分析が可能です。シンプルなデスクトップアプリなので、機械学習やプログラミングのスキルがなくても簡単に利用できます。自社のビジネスにデータ活用を取り入れたい方は、ぜひPrediction Oneを使ってみてください。

 

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